セカンドオピニオンとの違い

主治医以外の医師の第二の意見「セカンドオピニオン」と、当法人の違いについてご説明いたします。

標準治療と先端医療の組み合わせのご提案

相談

がん治療設計の窓口は従来の「セカンドオピニオン」とは次の点で異なります。従来の「セカンドオピニオン」は標準治療の専門医が、現在のがん治療に対してあくまで標準治療の範囲内で新たな指針を出すだけです。所詮は延命治療に他なりません。

延命でなく完治を希望する患者様や家族にとって、従来の「セカンドオピニオン」は物足りないはずです。がんを完治させるためには、標準治療に、あらゆる先端医療を含めた集学的治療が必須なのです。

「がん治療設計の窓口」は、がん完治を目指すため、標準治療と先端医療の組み合わせによる「集学的治療」のご相談、そして患者様による治療選択の権利を擁護するものです。

個別相談により、先端医療と標準治療の組合せの可能性について情報提供をさせていただき、ご希望があれば適切な医療機関のご紹介をさせていただきます。

標準治療だけでなく自由診療に枠を広げると、がん治療の選択肢は、免疫療法、粒子線治療、 分子標的薬(保険適用外使用)、ロボット手術など、保険適用されていないけれども科学的な根拠を持つ先端治療について標準治療の併用療法とする可能性が広がります。

「がん治療設計の窓口」では、それぞれ先端治療の特徴をご説明させていただきます。患者様本人が費用や受療条件などを勘案した上で、試してみたい療法が決まれば、どのような組み合わせ方が可能なのかご相談させていただきます。

「がん治療設計の窓口」での相談後は、患者様に直接それぞれの専門機関をたずねていただき、具体的な個別の治療方法を検討、開始する、という段取りとなります。
その際、専門治療施設リストをご提供したり、実際、どんな治療手順になるのか、各々の治療の特徴、標準治療とのすみわけや組合せ、集学的な治療設計の大まかな考え方やパターン、保険診療機関や自由診療の医療機関への接し方、など実際に医療機関を訪問する前の、情報・考え方・気持ちの整理についてご相談いたします。

治療設計とは

点滴

治療方法、治療機関の最終決定は、患者様本人にしかできません。窓口ではいわゆるセカンドピニオンのように「判断、意見、助言」の類はいたしません。こんな治療もあります、と施設紹介だけをするものでもありません。では、治療設計とは、どんなものでしょうか?

たとえば、転移巣が明確に存在すると判明している場合、通常、粒子線治療は適用不可になります。せっかく期待をこめて受診したのに「ああ、自分はだめだ」とそこであきらめてしまわれることがあります。ところが、免疫療法を実施中に転移巣、もしくは原発巣が画像上、消失し、体内で画像上、確認できる腫瘍が一個になった途端、重粒子線適用可能になったり、あるいは手術不能といわれていた患者様が手術をしてもらえるようになったりする事例があることを知れば、「では、まずは免疫療法をやってみよう。うまく転移巣が消えたら、粒子線治療を再度チャレンジしよう」という治療設計を作成していただくことができます。

また、分子標的薬を試してみたかった患者様が、がん細胞の抗原を調べてみたところ「HER2(腫瘍抗原)陰性」という検査結果から「残念ながら、ハーセプチン(分子標的薬)は使えません」と医師から言われます。そこで「自分はハーセプチンは使えないんだ」と諦めてしまいますが、海外ではHER2陰性でもハーセプチンが有効であるとする報告があるように、固形がん(血液がん以外)でハーセプチンが使えるケースは少なくありません。

これらのような患者様のがん治療設計のグランドデザインができた後は、医療機関にバトンを渡して診断・経過観察に伴う治療設計の修正・変更は、医療機関の仕事となります。
いわゆるセカンドオピニオンとしてのご相談となると、標準治療以外の自由診療(免疫細胞療法、粒子線治療、分子標的薬適用外処方)などについて、比較評価をし、どれが適当か、不適当かと一定の見解を示すことになるかと思います。しかし、「がん治療設計の窓口」では患者様の状況に合わせた上で、どの治療の「組合せ」や「順番」が望ましいかのご相談をさせていただき、患者様が、「なるほど!」と「こんな考え方もある、こんな組合せもある、ならば自分のがん治療はこれで行こう!」と概ねの治療設計のグランドデザインのガイダンスをご提供できればと考えています。
各々のがん治療の選択肢の特徴を把握して、総合的で集学的な治療の組合せを自分で考えていただくためのご相談が、「がん治療設計の窓口」の使命です。