免疫細胞は糖質が大好きです。がん細胞だけの好物ではありません。

がん治療の話をしていると糖質制限がテーマになります。

 1.がん細胞は普通の細胞とはちがってヒネクレテイルから、栄養の取り方も偏っていて、糖を主たる栄養源としている。

 2.PET検査は、その性質を利用して糖のくっつけた目印(検査薬)の集まり方をみることで、CTとかよりも、精度の高い画像診断をすることができる・・・・

 3.糖を制限すれば、がん細胞を兵糧攻めにできる

という話はよく聞きます。

 ところで、糖が好きなのはがん細胞だけでしょうか?身体を構成するいろいろな普通の細胞の中で、特別に糖が好きな細胞はいないの?と、問いかけてみると「ハイ!私好きです。」と手を上げる細胞がいました、いました。

 マクロファージ(血管内では単球)とナチュラルキラー細胞(NK細胞)

 なので、PET検査では、がん細胞もキラキラ画像にうつるけど、それはがん細胞だけでなく、がん細胞と闘っているNK細胞たちも一緒に映ってしまいます。

NK細胞療法で治療をしている方がPET検査をするときは、事前に治療を中断して、NK細胞の集まり方を抑えてから実施するということが行われています。

 マクロファージも糖が大好きで、結構、したたかに糖を確保するようです。炎症がおきて異物処理に活躍するときには他の細胞が糖を使ってしまわないように仕掛けをします。この仕掛け、炎症が起きるとインスリンが効かなくなるようにするのです。

インスリンが効かなければ・・・・、血糖値が上がります。インスリンって、血糖下げる薬で、糖尿病の人が使ってるので、よく耳にします。

 マクロファージが仕事を始めるとまずは、インスリンが効かないようにして他の細胞に糖をとられないようにします。たっぷり血液中の糖を自分の周りに確保しながら、さて、がんばるぞ!とせっせと細菌やウイルスの処理をするわけです。

上記のように極端な糖質制限は、免疫力にも影響します。「うのみ」にせず、自分の体調をしっかり感じながらの試行をご提案します。

 

トラックバックURL