第3期がん対策推進基本計画(厚労省)が発表されました!

第3期がん対策推進計画(厚労省)が平成29年10月24日発表されました!

 

平成18年にがん対策基本法が策定され、翌年の6月から「がん対策推進基本計画」が第1期としてスタートし、今回、第3期計画 平成29年(2017)から平成34年(2022)の6年間の取り組み方針が公表されました。

「がん患者を含めた国民が、がんを知り、がんの克服を目指す。」が目標です。この「がんを知り」というところ、ポイントだなあ、と思います。がん対策基本法第23条には「・・・学校教育及び社会教育におけるがんに関する教育の推進のために・・・」とありますが、実態は、「がんは死に至る怖い病気で、診断されたらどうしよう」というレベルで多くの人々が、思考停止しているのではないかと思います。

がんは正常細胞の出来損ないです。異物ではありません。だから「予防可能」で、そのためにたばこ、飲酒、肥満、運動、塩分摂取、食生活、さらに感染症など関連する要因を日頃から気をつけることが大事だ、という説明がこの計画で述べられています。

この説明を踏まえて、もう一歩、正常細胞が「がん化」する流れを深めてみると、日頃の養生不足は、ミクロなレベルでは正常細胞を傷めており、普通なら同じ正常細胞を再生産するところ、あるとき変調を来し「変な細胞」を作り出し、それが高じると「がん化」するから、気をつけなさい!ということになります。・・・・これこそ「がんを知る」ということかと思います。

当社団では、この考え方に沿って免疫力を始めとするさまざまな生体防御機能を回復することを治療戦略に加える事の重要性を、治療設計としてお話をさせていただいています。

この第3期計画の中では「がん医療は、がん患者、家族、医療従事者の人間関係を基盤としてなりたっていること」や「・・適切な医療を受けるためには・・・がん患者やその家族も・・・病態や治療内容等について理解するように・・」とあります。 そして「・・・民間団体が実施している普及啓発活動への支援が不十分である・・・」ということも盛り込まれています。

がん拠点病院などの医療施設、そして従事する医療関係者を中心に相談支援体制や活動が展開されています。が、忙しい病院スタッフにゆっくり話を持ちかけるのは少し気が引けるし、そもそも突然、診断されてパニックになっているのに「何を質問したらいいのか,どういう相談をしたらいいのか」、そこから相談したいというお話をよく聞きます。これでは、今の体制での目標達成は困難だろう、と思うところです。

当社団では、主治医の治療計画に対して、患者さま本人はもちろんですが、御家族の考え方などもお話をお伺いして、患者様が納得して治療に専念していただくことを目指します。特に、ある特定の治療法が効く効かないと即答するのではなく、がん治療の考え方、克服した方々の話などを踏まえて、ご自身で治療戦略をもてるように支援をさせていただいています。今回の厚労省計画は、まさに当社団の活動について光を当ててくれるものと期待しています。

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