年末年始の窓口について(12月30日から1月3日までお休みします)

年末年始の窓口について(12月30日から1月3日までお休みします)

本年も当窓口を多くの皆様にご利用、ご支援賜りました。

ありがとうございました。皆様のご快復をこころよりお祈り申し上げます。

社団の活動は平成26年7月から始まり、平成29年からはいよいよ3年目も後半に入ります。

相談内容の改良、充実をさらにはかり、独りでも多くの方が納得のいく治療設計が出来るように努めてまいります。

平成28年は免疫チェックポイント阻害薬オプジーボがメディアで大きく取り上げられました。これまで化学療法は、がん細胞を直接標的にする戦略が主流でしたが、本来の生体防御機能を介しての治療戦略がもう一つの柱として認知されました。化学療法での戦略の幅が広がりましたが、一方で薬剤価格が高額であることや副作用が自己免疫疾患という今までにない障害を起こすことも課題になりました。薬価改定のルールを変更しての価格調整もあり、保険適応のがん種の拡大が進む中、使用法についても適正な手法が模索されています。「免疫」の視点からのがん治療戦略を標準療法の一画を築いたことは画期的なことであり、課題への取り組みも精力的にされているところです。今後の改良、発展に期待したいと思います。

トモセラピーもメディアで多く取り上げられました。放射線照射の正常細胞への被曝を最小限に抑えることが出来れば、がん病巣へ強い照射を有効な線量まで上げやすくなります。このため、照射方法の技術が改良されてきました。外科切除と並ぶ治療成績があり欧米では放射線治療が普及していると報告があります。今後、日本での普及が期待されます。ただ、トモセラピーの社会的認知が先行していますが、放射線療法の一つである定位放射線治療(いわゆるサイバーナイフ)はさらに照射技術としては改良されたものです。この治療技術の選択についても広く皆様に情報提供してまいりたいと思います。

全身療法の最高峰、生体防御機能を活用した治療法として科学的にも検証され実績も積みかねているANK免疫療法の情報提供にもさらに力を入れてまいります。進行がんの治療は、局所療法と全身療法の組合せを、どう組み合わせていくかが鍵です。標準療法での全身療法は化学療法であり、増殖細胞を全て標的にする殺細胞薬、細胞増殖のスイッチを止める分子標的薬、そして免疫チェックポイント阻害薬というメニューですが、クスリとして機械的な単純攻撃が得意なところが反面で弱点となり、臨機応変に環境に変化対応していくがん細胞のしたたかさには取り逃がしてしまう詰めの弱さがあり、また重篤な副作用もでます。NK細胞は、細胞自体が持つセンサーでがん細胞を見つけ攻撃します。人智を越えた自然の能力を活用した画期的な治療法です。標準治療にあわせて、ご自身のNK細胞の活用を、がん治療の戦略の一つとして加えることは大変有用なことと思います。さらに広くご活用いただけるよう紹介に努めてまいります。

様々な先端的治療法について、いずれも保険診療の範囲だけで検討していると、治療法の選択に制約があります。さいわいこれらの先端医療を担っている自由診療を併行して組み合わせることが、我が国では制度として可能です。一方で混合診療規制があり、標準治療を行っている病院で同時に行うことには問題が生じます。このような制度の中で、どのように保険診療と自由診療、そして標準治療と先端医療を利用すればよいのかについてのご相談も充実してまいりたいと思います。

2017年もさらに変革は続いていくものと思います。最新の情報を分かりやすく、かつ正確にご説明、ご相談できるように努めてまいります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

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