平成28年4月、5月の相談実績:

平成28年4月の相談実績:

 男性4人、女性1人。

大腸がん(Ⅳ)(再発)、乳がん(ステージ不明)、食道がん(再発)、前立腺がん(Ⅳ)

相談延べ件数26件。

平成28年5月の相談実績:

 男性2人、女性3人。

 乳がん(Ⅰ)(疑い)、直腸がん(Ⅲb)、スキルス性胃がん(不明)、腎臓がん

相談延べ件数27件。

 

平成28年4月、平成28年5月の相談件数は上記のとおりです。日本橋小舟町の当社団事務所まで相談に来られた方をご報告しています。お電話でのお問合せは、北海道や九州から、またメールでのお問合せは海外からもいただいております。お電話ではがん治療設計の基本となる全身療法と局所療法、標準治療と先端医療について一般的な設計についての説明をいたしております。個別の治療法の可否、良否については、お電話では限界がありますので、面談またはスカイプでのご相談をお願いしています。スカイプでのご相談は、無料ソフトをダウンロードしていただき、ご希望の相談日時、相談時間をお知らせいただき調整させていただいています。

なお、日本の医療制度を踏まえての治療設計のご相談を承るところから外国の方からのご相談は、現在お受けしておりません。

4月、5月は、がんの進行や動脈への浸潤により手術不能と主治医から説明があった方や、市中のさまざまな免疫療法の違い、選択の判断方法について多くの問合せをいただきました。

手術不能という医師の判断は、治療ガイドラインから判断される場合や、手術による組織侵襲で術後にかえってがん増殖を刺激してしまうリスクがある場合、がんの侵襲が血管に及ぶなど部位的に腫瘍の一部を取り残さざるをえなかったり出血リスクがある場合などが考えられました。がん細胞を少しでも取ってほしい、減らしてほしいというご希望はお察ししますが、術後には傷口修復のための細胞増殖シグナルがでます。そのため傷口の修復と同時に、取り残したがん細胞や画像診断や目視では見つけられなかったがん細胞が暴れだすリスクがあります。したがって、手術は原則的に「取りきれる」ことが前提になります。

しかし手術不能という状態であっても、全身療法(抗がん剤、免疫療法など)を実施後、腫瘍が縮小したり、多発性の腫瘍の大半が消失した場合にはその時点で手術が可能となることも現れます。手術不能という判断を聞いても「とることも出来ない」「もう手立てがない」と諦めることなく、まずは落ち着いて全身療法の選択肢としてどういうものがあるか情報を整理し、その中から納得できるものを始めていくことをご提案しています。がんの攻め方は、その局面ごとに考えることがポイントになります。

市中の様々な免疫療法がどれが良いのか、というご相談も多くあります。NK細胞、樹状細胞、ガンマデルタT細胞、活性化Tリンパ球細胞などさまざまな細胞の種類があり、一つのクリニックの免疫細胞療法メニューの中でも、どれが自分に有用なのか迷ってしまいます。

がんサバイバーの皆様からは気力と免疫力が重要といわれます。この際の免疫力は、結核やインフルエンザなどの感染を防ぐ免疫力ではなく、自分の正常細胞のコピーミスであらわれた不良品を処理する免疫力になります。見分け方のポイントの1つ目はここです。身体には侵入した細菌やウイルスは異物として認識し、その異物を目印に樹状細胞の系統にあるリンパ球が攻撃をする仕組みがあります。この仕組みを利用して、がん細胞も見るからに異物であるし、固有の標的があるはずだから、その目印を見つけ標的とすることでがん治療をするという免疫療法が多くあります。この免疫療法の弱点は、がん細胞がもともと自分の細胞であって細菌やウイルスのような異物ではないため標的がうまく定まらないところです。結果として取り残してしまいます。一方、NK細胞は、正常細胞の不良品を片っ端から処理していきますので、まさにがん細胞の駆除に力を発揮するものです。2つ目のポイントは、がん細胞が身体内につくる免疫抑制という環境をどう壊していくか、という点にあります。進行がんでも免疫細胞は十分に身体に残って存在しています。それなのにがん細胞を駆除してくれないのは、その力を封じられているから、すなわち「免疫抑制」をかけられているから、と言われています。この免疫細胞に仕掛けられた封じ手の解除には、どうしても強い免疫反応を身体の中で起こすことが必要になります。免疫抑制を解除する戦略がどのようなものであるかが選択の判断になります。

さまざまな免疫療法の中から、どれがしっかりとがん細胞を見つけ処理していく戦略にのっとっているかを、このようなポイントからご判断いただけるようご相談させていただきました。

遠方の方々からのお問合せが増えており、できるだけお電話でもお尋ねの内容にお応えできるように努めております。スカイプでのご相談は、電話では難しい、がん治療に関する資料をご覧いただきながらのご説明が出来ます。スカイプはどなたでも一度、練習すれば簡単にできます。是非、スカイプのご利用もご検討いただきたく存じます。

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