当社団法人の使命

当社団法人の使命や理念、がん治療のあるべき姿についてご紹介致しております。

1.がん患者の心理

がん患者は延命にとどまらず「治る」ことを求めるのは当然です。しかし「進行がん」は、標準治療や先進医療制度適用の治療だけでは完治は望めず、保険適用外の先端医療にそれを求めようとしています。
多くの患者はどの先端医療が良いかを悩み、そして信じた治療を一つ試し、だめなら次の治療を探し、治療費を逐次投入しています。

2.あるべきがん治療の姿

保険診療、自由診療を問わず、使える治療は全て選択肢とし、総合的な治療設計に組み込み、集学的治療を行うことが、患者の望みを叶える最善の策と考えます。

3.現状の医療体制

「進行がん」において、保険医療機関では学会ガイドラインに準拠した標準治療へ誘導し、その目標は「延命である」と患者に告知しています。
十分な判断情報を持たない患者は、自分にベストな三大療法は何なのか悩み、セカンドオピニオンに正解があると期待をかけます。
セカンドオピニオンは普及してきていますが、相談先が保険医療機関の場合は、第一医療機関と選択肢の範囲は同じで、その立場は変わりません。
一方、自由診療機関は、立場は自由ですが、自らが専門とする先端治療を勧める傾向は否めません。そして、患者は異なる意見に遭遇した場合、判断は揺れ、医師の強い言葉にゆだねることになります。
ちなみに先端医療の保険適用を目指す先進医療制度は、そもそも臨床データを収集する目的があり所定の治療設計から逸脱する先端医療との組合せは困難となっています。

4.当社団法人の使命

このように治療の選択肢を硬直化させている実態は柔軟な治療設計を許さず、患者にとって最適な治療設計を阻んでいます。このことは、必然、がん死亡率の上昇を招き、国民医療費を圧迫しています。
そのため、特定の治療法に責任限定される治療施設とは別の場を設け、最適な治療方法を検討整理し、患者が納得して選択できる環境をつくることが求められています。
「一般社団法人がん治療設計の窓口」の使命は、がん患者の悩みを真摯に聞き、現行の治療施設単独では困難な、がんを完治に導くための最適な組合せの治療を集学的に実施する、あるべきがん治療設計ができるよう、患者の権利確立を支援し、併せて国民医療費の抑制を図ることを目指します。